牧場ならではの「へぇ〜」という、うんちく話しをご覧ください。また、牧場や酪農や牛などについて知りたいことをメールでお寄せいただければ、このページのQ&Aのコーナーでお答えしていきたいと思います(回答を掲載するまで、多少お時間がかかりますが、ご了承ください)。
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牧場うんちく話 タイトル一覧
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Q&Aコーナー 質問一覧
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牛は餌のほかに塩の固まりもなめる
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牛も人間と同様に塩が必要です。常に塩の塊(1個5キロ)を飼槽の横のトレイに置いておきます。牛は自分で好きなときに、ペロペロとなめています。この塩の塊は、牛の体に必要なミネラルも混ぜられています。牧草にはカリウムも含まれているので、ナトリウムをとることで体のバランスが保たれます。写真の赤っぽい固まりが塩です。
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自動給餌機のはたらき
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給餌機はデイリーサポート士別で混合された餌(TMRと呼ぶ)を、1日6回自動的に与えます。餌の量は一頭ごとにコンピュータ管理されています。給餌機の中の餌がなくなると、自動的に補給に行きます。補給用の餌はタイヤショベルを使って、ストッカー(餌を蓄えるところ)の上に載せておきます。
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牛は上の歯がない?!
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牛には上の歯がありません(正確には上にも奥の方には数本ある)。そのかわり歯肉がとても硬くなっています。舌を上手に使って草を口の中へ入れ、少し噛んでから第1胃(1番目の胃)へ入れます。その後、再び第1胃より口に戻して噛み返しを行います。これを「反芻(はんすう)」と言います。反芻の後は第4胃へ入れて、さらに消化させます。
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牛は毎日どのくらいの量の餌を食べるのですか?
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牛の種類・大きさ・牧場の方針によっても餌の量は違いますが、北口牧場では1日6回、1回約10キロの餌を与えます。1頭あたり1日60キロも食べるんですね。この餌はデイリーサポート士別で混合されたもので、牧草サイレージ、デントコーンサイレージ、ルーサン乾草、そして配合飼料などが入っていて、牛にとっても美味しい餌として作られています。
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牛の耳についている黄色い札みたいのは何ですか?
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牛の両耳についている黄色いプレートは「耳標」というもので、各牛に固有の番号(10桁)が付いています。耳標生まれてすぐに取り付けられ、この番号は生涯変わらないので、番号を使って情報を検索すると、どこで生まれて、どこで育ったかなどがわかります。牛海綿状脳症(BSE)対策として取り付けが義務付けられています。一般の方でも、耳標についている番号を入力すると情報が検索できるページがあります。
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耳標はどうやって耳に取り付けるのですか?
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耳標を取り付けるためには、写真のような道具を使います。予め耳標を2枚セットしておいてから、隙間に牛の耳を入れて、パチンと穴を開けて留めます。
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牛の体重はどれくらいあるのですか?
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親の乳牛で約600キログラムあります。体重のはかりかたは、体重計に乗せて量ればいいのですが、一般的な牧場では”体重推定尺”というメジャーで牛の胸の周りの大きさで体重を推測します。
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1頭の牛からどれ位の乳がでるのですか?
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牛は通常1日に2回、朝と夕方(3回搾乳している牧場もあります)搾乳します。多い牛で1日60キログラム以上出ます。私の牧場では平均で約36キログラムですので、給食で飲まれているパック(200ミリリットル)で約180個分になります。
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北海道士別市上士別町25線南59番地 北口牧場 代表 北口久
[Phone]0165-24-2004(FAX兼用)[Email]hisashi@kitaguchi-farm.jp http://www.kitaguchi-farm.jp/ |